PROJECT#33

Solo Show - 2nd Art Exhibition Tetsuaki Nanjo

Artist: Tetsuaki Nanjo

1, 2, 7, 8, 9, 10 October  2022

14:00 - 18:00

プロジェクト#33

「美術展覧会第2回 南條哲章」

出品者:南條哲章

会期:2022年9月17(土), 18(日), 19(月), 23(金), 24(土), 25(日)


会期:2022年10月1(土), 2(日), 7(金), 8(土), 9(日), 10(月祝) /  14:00-18:00

 いよいよ伊勢佐木町センタービルでの活動も大詰めを迎るアズマテイプロジェクト(AZP)では、これまで1展示1ヶ月ほどだった開催日程を変更して2週ごとに3つの展覧会をAZP内3つのスペースで開催します。今回の#33で伊勢佐木町センタービルでの活動は節目を迎え、以降再始動へ向けた準備期間に入ります。
 

 #33では、南條哲章による展覧会を開催いたします。AZP創設メンバーの1人である南條は、姉と保育園を設立するだけでなく、幼馴染の運営する美術研究室を支えるなど、多方面から頼りにされる多忙な毎日を送る三児の父親です。2022年4月に開催した#28 『美術展覧会 第一回「南條哲章」展』において展示された他のAZPメンバー4人からのインタビューで「社会人になって間もなく三代続く市議会議員である父親の議員活動をサポートするようになり、次第に南條家の家柄を意識するようになった」と語っていたように、周囲からも謙虚で誠実な人物として親しまれてきました。しかし、美術家たちとAZPの立ち上げに与しこの「アズプロ第四の男=南條哲章とは何者か?」というテーマのもと行われた同展覧会において、インタビューやそれを基に制作された自分の名が冠された作品、さらに出生からの歩みを思い返した半生をメンバー総出で手書きした巻物を目の当たりにしたことで、彼の人生は大きく揺れ動き始めます。「家系ではなく自分自身を意識した」と展覧会後に語った南條は、幼馴染と細君の助言もあり、翌月の2022年5月、武蔵野美術大学通信教育課程デザイン情報学科へ入学。これまでとは異なる視点から「情報・社会・環境」を学ぶべく歩み始めたのです。

 

 今回のアズマテイプロジェクトでは、#28に出品された4つのインタビューの再展示に合わせ、本人の筆による「南條哲章展」レビューを展示します。さらに、美術大学に進学して新たなステージに立った南條より、「過去・現在・未来」をテーマにした人生初となる作品の発表を行います。

 

 どのような肩書きであれ様々な人々と向き合い、そこでの手掛かりをキッカケに人生を模索し続ける。試行錯誤を続ける彼の打ち出す表現が、美術か否かではなく、世の中の何かひとつでも理解するきっかけになればと願う。伊勢佐木町センタービルでの活動によって新しく動き始めたひとりである南條哲章が、この場所でどのような境地を見せてくれるのか、楽しみで仕方がない。 (田中敬一郎)

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PROJECT#33

​Solo Show - Last Drawing for the Center building 

Artist: KARASU-TEI

1, 2, 7, 8, 9, 10 October  2022

14:00 - 18:00

プロジェクト#33

「伊勢佐木町センタービル 最後のドローイング」

出品者:烏亭(烏山秀直+東亭順)

会期:会期:2022年10月1(土), 2(日), 7(金), 8(土), 9(日), 10(月祝) /  14:00-18:00

10月10日 (月祝)   19:00 ~
ライヴパフォーマンス : Soft-Concrete × 烏亭 

2021年7月3日開催のアズマテイプロジェクト#23「現れの場 酒井一吉」展初日。外壁に面さない行き止まりのこの部屋(通称3-C)には、花柄のステンドガラスという場違いな明かりとりが備え付けられている。壁を隔てた隣の事務所からわずかばかりの明かりをお裾分けしてもらう狙いだろう。その薄あかりの中に立ち現れたのは、あるべき壁が取り払われ、もはや部屋とは言えない状態をさらす開け放たれた空間だった。両脇の壁は突板(ツキイタ)が剥がされ、木造の軸組(ジクグミ)が露わにされ、剥がされた板が湾曲しながら構造体にもたれかかっていた。亜麻色と胡桃染の2色に塗り分けられたコンクリートの分厚そうな壁だけが、そこが室内であることをかろうじて示唆していた。

同展初日、正面に唯一元の姿のまま残された壁を使って烏亭のパフォーマンスは行われた。アズプロ宣言文を透明な塗料で壁に記し、その文字を炎によって焦がし浮かびあがらせるというものだ。縦書きで4列9行36文字の漢字で表記されていることもあり、壁に焦げついた文字は意味の読み取れない歴史的な碑を思わせる佇まいを見せていた。会期終了とともに、部屋の壁は板がぎこちなく元の場所に打ち直され、強度を増して何事もなかったかのように元通りの姿に戻された。施工時に印として番号がふられたテープやところどころ塗装の禿げた板の継ぎ目だけが、物言わぬ目撃者のようにこちらを窺っているようだった。

 

2021年9月23日開催の#24「闇の中の白い正午 倉重光則」展では、新たに付加された3面の壁に真っ白な塗料が塗られ、床もモルタルで仕上げられた。廊下とこの部屋を仕切る壁、そして天井だけが以前と変わらぬ姿で残されたことを除けば、板の継ぎ目もない小綺麗な新しい空間に姿を変えた。当然、烏亭が行ったパフォーマンスの痕跡は跡形もなく壁の向こうに封印された ―― 現在すでに取り壊しが決定し移転準備の真っ最中であるが、当時はこのビルが解体されるのはまだまだ先だとぼんやり思っていたし、いつの日かやってくる解体業者が白い壁の裏で息を殺して待ち構える焼きつけられた謎の宣言文に気づく瞬間……と、ニヤけるくらいの心持ちだった。――

 

2021年10月30日開催の#25 「ロマンティックに生き延びろ 烏亭」展では、460cm×280cmの巨大な白布に千の生菊花を円形に縫い付けた作品No.30102021-32を、壁の裏に潜む宣言文の少し手前に垂れ下げて発表した。黄、白、紫など大小様々な生菊花を縫い針でひとつずつ縫い付けるという作業は想像以上に過酷であり、親しい友人達の助けなしでは全て縫い付けることは不可能だったに違いない。すでに咲きこぼれるもの、蕾のもの、干涸びた花片を落としていくもの、と不揃いでひとつとして同じものはない。ぎっしりと隙間なく縫いつけようが、優雅に死が侵食を続けながらすべてが土色に変転していった。

 

2022年10月1日から始まる今展では、その美しくも無惨な姿を晒した菊花旗と、壁の向こうに焼き付けられた宣言文を結ぶ制作に取り組む。 緑色の階段をのぼり切ると、点滅を続ける蛍光灯が乾いた音をたてて人けのなさを助長していた。薄暗い廊下を左に曲がると街の喧騒が静かに消え入り、息を潜めなければいけないという気配に包まれ、どん詰まりの閉ざされた空間と対峙する。鈍い光沢を放つ真鍮製のドアノブには、簡素な掛金に施錠されずに南京錠がぶら下がっていた。立て付けの悪い古びた扉を引くと、軋みと同時にすえた匂いがゆっくりと流れ出て、滑るように注ぎ込む淡い光が部屋をぼんやりと浮かびあがらせていた。初めて見る窓枠の構造は昭和モダンなのか、正面に立ちはだかる壁は抽象絵画なのか。そして、不気味に散らばっていた床一面のカラフルなタイル。映画のセットよりも純粋で、上質な空間がそこにあった ―― あれから4年、 アズマテイプロジェクトがここ伊勢佐木町センタービルで行う最後の企画である。我々の宣言は4年前と変わらず、僅かな光さえも溢さずに枯れることはない。(東亭順)

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PROJECT#33

Collection - Heading towards fujidana

Artists: 

1, 2, 7, 8, 9, 10 October  2022

14:00 - 18:00

プロジェクト#33

「藤棚へ」

 

出品作家:有原 友一、浅野 純人、東亭 順、江西 淳、原田 直子、石井 琢郎、利部 志穂、海保 竜平、烏亭、烏山 秀直、勝又 豊子、倉重 光則、南條 哲章、小川 浩子、大久保 あり、Rommy 、齋藤 雄介、酒井 一吉、saku 、関 文子、Soft-Concrete、 諏訪 未知、武内 優記、田中 秀和、田中 啓一郎、冨岡 奏子、戸谷 森、辻郷 晃司、山本 利枝子、yomikake 、#30祭り


会期:2022年10月1(土), 2(日), 7(金), 8(土), 9(日), 10(月祝) /  14:00-18:00

座談の場:
10月1日 (土)  16:00 ~ 有原 友一(画家) × 田中 秀和(画家) × 烏山 秀直(画家) 
10月2日 (日)  17:00 ~ 大久保あり(現代美術家) × 酒井一吉 (美術家) × 田中啓一郎 (美術家) 
10月8日 (土)  16:00 ~ 石井 琢郎(彫刻家) × 諏訪 未知(美術家) × 烏亭(P.A.D) 
10月9日 (日)  16:00 ~ 倉重 光則(現代美術家) × 勝又 豊子(美術家) × 烏亭(P.A.D) 
10月10日 (月祝)   16:00 ~ 海保 竜平(写真家) × 田中 啓一郎(美術家) 

        18:00 ~ 移動準備 - 藤棚へ

        21:00 ~ クロージング 

アズマテイプロジェクトは本展覧会を機に、現在の伊勢佐木町センタービルを離れ藤棚町へ場所を移すための準備期間に入ります。 

#33では、ここでの活動を締めくくるべく、我々の活動を支えてくれている作家の作品に焦点を当てた展覧会「藤棚へ」を開催いたします。 展示するのは、これまで来場者へ積極的に語られることがなかった、バックヤードに所狭しと掛けられている作品たち。 活動に関わってくれた作家から直接譲り受けたり、ここでの活動を通して購入してきたこれらの作品たちは、「ここで起きたことを記録する」というメンバーの意志のもと集められた大切なコレクションであり、我々にとって代替不可能な宝物となっています。 

会期中には、作家本人を交えた座談の場を設ける予定です。 作家の生の声を聞ける特別な機会となることでしょう。 また最終日には、新しい場所へ移るための準備を行います。 是非ご高覧ください。 

多くのモノが容易に他の媒体に置き換えられ、たやすく売買される現在において、作品をきっかけに作家と本気で関わり語り合うこと。 それこそがアズマテイプロジェクトのこれまでとこれからを示す活動の証であることを信じて。(田中敬一郎)

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​​アズマテイプロジェクトでは、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から必要な対策を引き続き講じてまいります。

●「特措法に基づく緊急事態措置に係る神奈川県実施方針」

 

社会情勢により会期の変更・予約制・延期・中止となる場合がございます。最新情報は随時HPにてお知らせいたします。ご来場前にご確認ください。

ご来場に際してのお願い

・マスクの着用と、入場時の手の消毒にご協力ください。 

・スタッフはマスクを着用して対応させていただきます。

・換気のため窓を開けております。 

・発熱がある方、風邪の症状がある方、体調がすぐれない方はご来場をお控え下さい。 

・大人数でのご来場はお避けください 

・他のお客様との間隔をなるべくあけてご鑑賞下さい。