PROJECT#31

​Solo Shows - "Always moving | Yu-Sui, Lines as a survey and traceable lines"

Artists: Takuro Ishii, Ryuhei Kaiho, Hidekazu Tanaka

2,3,4,9,10,11 September  2022

Open hours: Fridays and Weekends 14:00-18:00

プロジェクト#31

"Always Moving, 幽邃, 測量としての線と辿々しい線"

出品者:石井琢郎、海保竜平、田中秀和

会期:2022年9月2(金), 3(土), 4(日),9(金), 10(土), 11(日)

時間:金土日 14:00-18:00

いよいよ伊勢佐木町センタービルでの活動も大詰めを迎るアズマテイプロジェクトでは、これまでの開催日程を変更して2週ごとに3つの個展を3つのスペースで開催します。

 

#31では、彫刻家 石井琢郎、写真家 海保竜平、画家 田中秀和が新作を披露します。石井はAZPの創設メンバーの1人でスペースの立ち上げに尽力し「#03 One Stone」では、巨大な岩を運び込みました。一貫して石をモチーフとし、自身と石にとって異なる時間と記憶を「現在」という共通点によって、重ね合わせていきます。海保は#01から展覧会記録の撮影を請負い「#09 幽邃」では、撮り溜めてきた倒木写真を一挙に公開。朽ち果てながら再生を促す倒木に魅了され、全国各地に赴き「次代に生命を引き継ぐ姿」を写真に納め続けています。田中は「#08 絵画へ向けて」に参加し、様々なメディアを用いて絵画に言及しました。絵画という仕組みをひとつの起点とし、そのルールを守りつつスライドさせながら「絵画の限界点」を模索します。

 

芸術作品は、表現形式や媒体が多岐にわたるにつれ、見る側へ難解さを突きつけ、よくわからないことだらけの世界へ誘います。しかし、裏を返せば私たちはこの21世紀に生きながら、何かひとつでも理解しているのでしょうか。もしくは、ひとつでも多く理解しようと努力しているのでしょうか。3人の作家からは、それぞれが打ち込み、取り憑かれたかのような興味への欲求をちいさな手がかりとし、世界をどうにか把握しようという真摯な態度を感じるのです。

 

石に魅せられ、倒木に歓喜し、逸脱を企てる。それぞれが歩む「道」が、取り壊しの決まったこの場所にどのように繋がるのか。目撃できることが楽しみです。

​石井琢郎 ISHII Takuro

1979年、長崎県生まれ、埼玉県在住。東京藝術大学美術学部卒業、東京藝術大学大学院美術研究科彫刻科修了、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻彫刻研究領域修了。2014年Rokko meets art 公募準大賞、2018年アイスタイル芸術スポーツ振興助成。主な展覧会として、2021 さいたま国際芸術祭 市民プロジェクト「時のきざはし」(埼玉)、2019「One stone」/Azumatei project(神奈川)、2017年個展 肌理のつらなり / 秋山画廊 / 東京、2016年KAAT 突然ミュージアム2016 /神奈川芸術劇場 / 横浜、2015年個展 Reach into it / さいたま市プラザノース / 埼玉、2014年 Rokko meets art 2014 / 兵庫など多数

海保竜平 KAIHO Ryuhei

京都市生まれ。1970年代後半をアフリカのナイジェリア・ラゴスにて過ごす。多摩芸術学園(現・多摩美術大学)写真学科卒業後イギリスへ渡り帰国後フリーランスのフォトグラファーに。ポートレート等、様々な撮影も手がける。2019年「幽邃」アズマテイプロジェクト

田中秀和 TANAKA Hidekazu

2005年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。2008年「個展」ART TRACE GALLERY、2009年「hidden place」TURNER GALLERY、2009年「組立」人形町Vision's 、2014年「まちの展」茅野市美術館市民ギャラリー 、2018年 五月祭 田代邸 、2019年「絵画へ向けて」アズマテイプロジェクトなど。

 

Photo by Ryuhei Kaiho

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PROJECT#32

"そして、初めに戻る"

出品者:大久保あり、志田塗装

会期:2022年9月17日(土) - 2022年9月25日(日)  会期中無休

時間: 14:00-19:00

 いよいよ伊勢佐木町センタービルでの活動も大詰めを迎えるアズマテイプロジェクト(AZP)では、このたび大久保ありと志田塗装による展覧会「そして、初めに戻る」を開催いたします。

 大久保ありは、「#20 イタリアの三日月」(2021)に参加し、AZPの空間に合わせた新作インスタレーション「You wouldn’t see the Ghosts」を自作の短編小説とともに発表しました。志田塗装は、「#27 志田塗装 虚実の皮膜」(2022)で、古びた外壁を再現する描画技術やこれまで収集してきた建築物の外壁塗膜のコレクションを初公開しました。大久保が同展に訪れたことから両者の交流は生まれています。志田塗装の仕事に興味を持った大久保は、参加が決まっていた「MOTアニュアル2022 私の正しさは誰かの悲しみあるいは憎しみ」(東京都現代美術館)の自身の展示空間の塗装を依頼しました。現在開催中の同展で大久保が試みているのは、内と外が入れ子状になった大規模な回廊状の空間をつくり、そこに自身の過去の作品を再構成しつつ配置することで、複数の物語と時間軸が交差する「新たな物語」を紡ぐことです。志田塗装は、その回廊の壁面に清澄白河周辺の古い住宅の外壁や現代美術館の外観を模した特殊塗装を施し、さらに会期中にはその壁面にイタズラ描き=作品を挿入しました。大久保作品の文脈から外れた志田塗装のこの行為は、路地裏で目にする日常的光景としての錯覚を起こさせます。一方、今回のAZP展示では、「志田塗装の事務所」への介入が、大久保によって試みられることになります。現代美術館とAZPという2つの場所への同時進行的な挿入と介入は、すれ違いながらも重なり合い、それぞれの物語を駆動させていくことになります。

 アズマテイプロジェクトは、独立した個として活動するアーティスト同士が繋がり協働しながら運営するスペースとして、自主的な表現の場をつくり上げてきました。残念ながらその活動の舞台となっている伊勢佐木町センタービルの幕はまもなく下りてしまいますが、アーティストの自主的な表現の場づくりに終わりはありません。展覧会タイトルの 「そして、初めに戻る」は、一旦終了した舞台のエピローグからこれから始まるプロローグまでの幕間を意味しています。変えられない終わりの不可逆な状況下に置かれながらも、そこに抗うアーティストの姿勢を少しでも感じ取っていただける機会にできれば幸いです。 美術家 酒井一吉

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PROJECT#32  Prophecy | 予言

Artists: KARASUTEI

プロジェクト#32

"予言"

出品者:烏亭

会期:2022年9月17日(土) - 25日(日) / 会期中毎日開場

時間: 14:00-19:00

揺蕩い 焦がしたるは 麗しき朽ち果つ 擂潰したりて 双なき垢狼煙をあぐ - 烏亭(P•A•D)

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